保育園訪問③:森ゼミ(10月23日)
愛情教育を実践する名古屋経営短期大学(KEIEITAN)。
2回目の保育園訪問から約4か月半。夏まつりや大学祭を経験し、学びを重ねてきた学生たちが、いよいよ3回目の保育園訪問に挑みました!この日からは、春学期に製作したフェルト名札を身に着けての訪問です。 個々で名札の改良を重ねつつ、ゼミでは2回目のころから温めていた「あそび」―『氷おに―ハロウィンバージョン―』の準備を進めてきました。 
はじめは園庭で「けいどろ」を行う予定だった学生たち。 けれど――どうやら、学生たちのなかで思い描いている「けいどろ」のイメージが少し違っていたようです。 ある学生は、「“おに”にタッチされたら“かぼちゃ”になってかたまる」というルールを提案。1回目の訪問で見た「はいはい氷おに」の様子が印象的だったようです。 しかし、「けいどろ」はタッチされた子は“牢屋”に行くのでは? そうすると、タッチされた子が“かぼちゃ”になるだけでなく、“牢屋”を設けてそこに移動してから“かぼちゃになる”という、少し複雑なルールが必要になってしまいます。 どんなあそびなら子どもたちがもっと楽しめるか、そして何を一番大切にしたいのかを考えた結果―― シンプルで分かりやすく、天候にも左右されない遊戯室での「はいはい氷おに―ハロウィンバージョン―」を行うことに決まりました。 “おに”はおばけの飾りを頭に着け、逃げる子どもたちは「はいはい」で移動。“おばけ”にタッチされたら“かぼちゃ”になりきって固まる――そんなハロウィン仕様のあそびです。 学生たちは、子どもたちの笑顔を思い浮かべながら、限られた時間のなかで準備を進めていました。 
そして迎えた当日。 元気いっぱいの子どもたちに迎えられ、想定はしていたものの、その勢いに少し圧倒される学生たち。 まずは口頭でルールを説明しますが、なかなか声が届かず、説明の難しさを実感します。 すぐに気持ちを切り替え、全身を使ってお手本を見せたり、先生方にサポートしてもらったりしながら、いざゲームスタート!

一緒にはいはいして走り回るうちに、学生たちの息が上がります。 体力づくりの大切さを実感しながらも、最後まで笑顔を絶やさず子どもたちに寄り添う姿は、まさに“保育者の卵”そのものでした。 一方で、終盤になるとネタが尽きてしまい、そのたびに学生同士で作戦会議。その間、子どもたちはというと……。 「準備不足」や「時間配分の難しさ」など、次につながる課題も見えてきました。けれど、こうした“気づき”こそが、次の成長への大きな一歩です。

次回はいよいよ4回目、最後の訪問です。 「最後だから、子どもたちにプレゼントを渡したい!」と、学生たちは早速翌週から準備に取りかかりました。 一人のアイデアから何かを作り始めると、次々と新しい案が飛び交い、教室は活気に包まれます。 これまで以上にチームワークを発揮し、前向きに活動する姿がとても印象的でした。

次回のレポートもお楽しみに!興味を持った方は、ぜひオープンキャンパスの体験イベントを受講してみてください!









