授業紹介「農業体験⑩」

愛情教育を実践する名古屋経営短期大学(KEIEITAN)。
子ども学科の授業「農業体験」第10回についてレポートします。

今回は、井上さん(井上ファーム)のご提案で、「案山子」(かかし)づくりに挑戦することになりました!
まず、案山子の役割について教えていただきました。もともとは害獣対策が主な目的でしたが、近年では町おこしの要素も加わることがあるそうです。
今回案山子を立てる畑は、地域の人々に親しまれているコスモス畑の隣にあります。井上さんからは、「訪れた人々が案山子を見て写真を撮るような光景が生まれるかもしれませんね」という未来の展望を伺うことができました。

案山子の意義と可能性について理解を深めたところで、いよいよ作業開始です!
学生グループ3つと教員グループ1つ、計4つのグループに分かれ、それぞれどのような案山子をつくるか話し合いました。
案山子づくりはみんな初めて。井上さんのレクチャーを受けつつ、事前に案内されて用意してきた古着をどのように活用するか考えながら、アイデアを膨らませていきます。
アイデアがかたまると、まず案山子の背丈を決め、土に埋める部分や全体のバランスを考慮して、必要なパーツと竹の長さを確定します。決めた長さになるよう、竹をのこぎりで切り、紐で十字に固定。その後、藁を使って身体を作り上げていきます(いわゆる「肉付け」作業)。グループによっては、藁にかぶせる袋に顔を描いて取り付ける作業や、案山子に服を選んで着せる作業も行われていました。
初めての作業に苦戦しつつも、メンバー同士で助け合い、アイデアを形にするために工夫を凝らしながら楽しそうに取り組む姿が印象的でした。

次回も引き続き案山子づくりに挑戦です!各グループがどのような案山子を完成させるのか、今からとても楽しみですね。

KEIEITANでの学びについてもっと詳しく知りたい方は、オープンキャンパスに是非お越しください。

子ども学科2024.12.09