保育園訪問④:森ゼミ(11月13日)

愛情教育を実践する名古屋経営短期大学(KEIEITAN)。

全4回にわたる保育園訪問も、とうとう最終回。「最後だから、子どもたちにプレゼントを渡したい!」そんな学生のひと言から、話し合いが始まりました。 これまでそれぞれが見聞きし、学んできたこと、レモネードスタンドメンバーが取り組んだ保育園での活動や、3回にわたる保育園訪問の経験―― それらを振り返りながら、「どんなものなら子どもたちに喜んでもらえるだろう?」と検討を重ねた結果、けん玉づくり&けん玉大会を行うことにしました。 これまでかかわってきた子どもたちの笑顔を思い浮かべながら、本番を想定して準備を進める学生たちの姿は、これまで以上に活気にあふれていました。

当日は、移動中もギリギリまで最終確認を行い、いざ本番へ。 3週間ぶりに会う子どもたちは、今回も「名前、覚えてるよ!」「ハロウィン氷おに楽しかった!」と元気いっぱいに迎えてくれました。そんな声に、学生たちは驚きつつもとても嬉しそうでした。

最初のけん玉づくりでは、学生たちが4〜5人のグループに入り、材料を配ったり作り方を説明したりしながら、子ども一人ひとりに寄り添います。作業が速い子、慎重な子、こだわりのある子……それぞれのペースにあわせながら、丁寧に声をかけていました。 「家でもつくりたい!」と話す子もいて、学生たちも嬉しそう。 完成した子どもたちはさっそく練習を始め、保育室は笑い声でいっぱいに。 学生たちは時間を気にしてドキドキしつつも、全員が自分だけのオリジナルけん玉を完成させることができました!

続いては、待ちに待ったけん玉大会。 時間がおしていたため、学生たちはその場で場所や進行方法を工夫しながら進めていきます。 「さっきの説明と違う!」と子どもたちから指摘される場面もありましたが―― 笑顔で寄り添い、みんなで大会を楽しみました。 「これ、もらっていいの?」とおそるおそる聞く子どもたちに、「もちろん!お土産に持って帰ってね!」と伝えると、ぱっと笑顔が広がりました。

帰り道では、自然と学生同士の振り返りが始まり、「最後だったのに……」「もっと工夫できたかも」と悔しさをにじませる声も。 一方で、その後の振り返りから、1回目に比べて一人ひとりの子どもや保育者の働きかけ、周りの様子がみえていることがわかる発言も。成長を感じた瞬間でした。

2回目からの3回の訪問で、毎回異なる「あそび」に挑戦してきた学生たち。 「本番は一度きり」であること、そのための準備の大切さ、そして実践のなかから生まれる気づき―― 多くの学びを得る時間となりました。うまくいかなかったことも、次につながる大切な経験。 これからも前を向いて、「次はもっとこうしてみよう」と進んでいく学生たちの姿が、今からとても楽しみです。

中部保育園の園児のみなさん、いつも元気に迎えてくれてありがとうございました! そして先生方、貴重な機会とあたたかいサポートをいただき、心より感謝申し上げます。

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子ども学科2025.12.03