授業紹介「農業体験⑦」
愛情教育を実践する名古屋経営短期大学(KEIEITAN)。
子ども学科の授業「農業体験」第7回についてレポートします。今回も充実した内容となりました。
いつものように畑の観察を行い、草抜きと間引きを終えた後は、お待ちかねの収穫です。今回収穫したのは、小かぶ、春菊、チンゲン菜、ほうれん草、水菜。この日は、立冬を迎え、これまでの暖かさが一転!鍋が恋しくなるような日に、先週(第6回)「鍋セット」として期待していた野菜たちがついに収穫のときを迎えました!
収穫を進めるなか、エンドウがまだ育っていないことに気づいた学生たち。井上さん(井上ファーム)から「支柱が必要」と教わり、さっそく支柱を立てることに。絡まるつるが折れないように、一本一本丁寧に支柱に沿わせていきました。
収穫がひと段落したころ、井上さんからのサプライズで、耕耘(こううん)機を使った土の手入れに挑戦することに!収穫を終えた畑では、早くも来年に向けた準備が始まります。初めて耕耘機を使う学生たちは、井上さんの説明とデモンストレーションを受けた後、いざ挑戦!一見シンプルそうな操作も、固い土に阻まれてなかなか進まず、姿勢や力の加減で進みすぎたり止まったり…。井上さんの助言を受けながら、学生同士で励まし合い、貴重な体験ができました。
終盤、収穫した野菜を並べてみると、なかなかの量がありました。そこで、急きょ学内でおすそ分け(販売会)を行うことに!丁寧に袋詰めをし、教室前のロビーに並べて販売スタートです。無農薬とはいえ虫食いもあるため、種の費用を少しでも補填できればと控えめに考えていたところ…結果はなんと完売!
学生たちは、先生の研究室を訪問して宣伝したり、通りがかりの職員さんに声をかけたりと大奮闘!突然現れた「八百屋」に驚きつつ、学生たちが丹精込めて育てた野菜に感心し、何人もの方々が手に取ってくださいました。立ち寄ってくださった方々に丁寧に説明し、購入していただくと満面の笑顔でお礼を伝える学生たち。「買ってもらえると嬉しいね」と、生産者としての喜びを味わう貴重なひとときとなりました。
立ち寄ってくださったみなさま、温かいお言葉をかけていただき、野菜を購入してくださり本当にありがとうございました。お買い上げいただいた野菜がみなさまのご家庭でどのような料理に生まれ変わったのか、教えていただけると嬉しいです!
KEIEITANでの学びについてもっと詳しく知りたい方は、オープンキャンパスに是非お越しください。