「おはなし給食」の開催報告

愛情教育を実践する名古屋経営短期大学(KEIEITAN)。
今回は子ども学科の活動、「おはなし給食」の開催報告をお届けします。

「おはなし給食」開催報告
子ども学科は、尾張旭市立図書館、尾張旭市学校給食センターの3機関が連携し、子どもたちの食と図書への興味・関心を高めることを目的とした「おはなし給食」を実施しました。

実施内容と成果
日程:2025年10月27日(月)~11月9日(日) ※場所により異なります
場所:尾張旭市立渋川小学校、尾張旭市立図書館、名古屋経営短期大学図書館

1. 選書とPOP・ポスターの制作
子ども学科の学生が「言語表現」の授業で制作したPOPを、選定した絵本と共に尾張旭市立渋川小学校、尾張旭市立図書館、名古屋経営短期大学図書館に展示しました。 この活動を通して、子どもたちが食と絵本に興味を持ち、手に取るきっかけを提供しました。

2. 小学生と子ども学科学生との交流 尾張旭市立渋川小学校において、給食に関わる絵本『じゃがいもポテトくん』(長谷川義史著)の読み聞かせを実施しました。また、「食」に関するレクリエーションなどを通して、小学生と一緒に給食を食べ交流を図りました。

絵本から伝えたこと
今回紹介した絵本『じゃがいもポテトくん』は、じゃがいも家族の別れと、お弁当のおかずとしての再会を描いたユーモラスで温かい物語です。この物語を通し、小学2年生を中心に以下のメッセージを伝えました。

① 食材が持つ「いのち」と旅:じゃがいもくんたちが八百屋さんに並びお客さんに買われていく様子から、食材にもルーツや物語があることを伝えました。

② 「いただく」ことの意味:別れを乗り越えおいしい料理となってお弁当のおかずとして再会する展開は、食材が私たちの体を作る糧となってくれること、そしてそれを「いただく」ことへの感謝の気持ちを考える機会となりました。

③ 別れと再会のストーリー:家族がバラバラになる悲しみと、思いがけない場所での再会というハッピーエンドは、様々な感情を物語を通して経験する読書の醍醐味を味わうことにつながりました。

おはなし給食を通しての学び
今回の「おはなし給食」は、小学生にとって食育と読書奨励の機会となりました。保育者を目指す学生は、「おはなし給食」を考えるにあたって、様々な試行錯誤を繰り返しながら当日を迎えました。このプロセスと当日の活動の経験は、今後に繋がる気づきと学びを与えてくれたことでしょう!!
給食センターや小学校、市立図書館との連携によって実現出来ましたことに感謝しています。

名古屋経営短期大学子ども学科では、キャンパス内での学びだけでなく、今回のような地域社会との連携にも力を入れています。様々な実践的な活動を通して、学生たちは保育者・幼稚園教諭として必要な知識や技術を身につけるとともに、実践力を高めています。

興味を持った方は、ぜひオープンキャンパスの体験イベントを受講してみてください!

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子ども学科2025.11.13