豊田大谷高校の高校生が基礎介護技術を学びに来ました
豊田大谷高校の高校生が名古屋経営短期大学に基礎介護技術を学びに来ました。本学の健康福祉学科が高大連携の一環で行っているもので、毎年、介護職員初心者研修(旧ヘルパー)の一環として『基礎介護技術』を学びに来ています。今年も40名ほどの生徒さんが、実践演習を専門的知識を交えながら楽しく勉強しました。
入浴実習
入浴実習では、特殊浴槽(機械浴槽)と個浴槽の演習を行いました。利用者役と介助者役に分かれ機械操作や介助方法を体験し、入浴の目的や効果、介助時の留意点について学びました。生徒は普段使用することのない機械に驚きの声をあげながら、積極的に演習に取り組んでいました。
排泄介助
排泄介助では、紙おむつの交換の演習を主に実施しました。まずは、排泄介助の意義、おむつ交換の留意点の説明がありました。その際排泄介助は、「人の尊厳」にかかわる非常に重要な介護である説明がありました。
次に、紙おむつの交換方法のデモンストレーションがあり、丁寧に留意点や根拠の説明がありました。実際に、紙おむつをジャージのズボンの上からつけ、生徒同士で交換をしました。はじめて大人用の紙おむつを着用すると言うことで、みんな恥ずかしがったりしていました。いざ自分たちが実践してみると、正しい位置におむつが当たらず、右往左往する生徒たちが続出しました。「おむつは利用者の自尊心を奪うことがある。最終手段と考えるひつようがある。」という説明に、生徒たちは大きくうなづいていました。おむつをつけることの恥ずかしさ、それを他人に交換されることの苦しさを体感したようでした。
健康福祉学科では、愛知県唯一の介護福祉士を養成する短期大学として介護福祉の理念と援助技術を備えた「人間力」あふれた人材を育成し、福祉社会の実現に貢献することをめざしています。さらに「健康」「癒し」「心理」の三つのみなさんに興味のある分野を学ぶことができ、プラスαの資格を取得することができます。健康福祉学科についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。